四国地方




徳島・香川・愛媛・高知にまたがる四国では、中央を貫く四国山地が、集落の配置や交通の流れに深く関わってきました。四国山地は島の内側を大きく占め、川は山から海へ短い距離で下り、集落は谷筋や斜面、わずかな平地に沿って営まれてきました。平野の広がりよりも、山と川に刻まれた小さな生活圏の連なりが、この地域の輪郭をつくっています。

そのため四国の限界集落化は、単に人口が減るというだけでは捉えきれません。道の細さ、谷を越える移動、山腹に残る農地、災害時の孤立しやすさ。そうした条件が、高齢化や担い手不足と重なります。ここでは、急峻な地形の中で続いてきた暮らしに目を向け、四国各地の集落と自治体の現在を記録していきます。

徳島県

美馬郡つるぎ町|分散集落と傾斜地がもたらす地域維持の限界

徳島県つるぎ町の山間に広がる集落では、人口減少だけでなく、暮らしを支えてきた前提そのものが変わりつつあります。分散集落が抱える地域維持限界の背景を読み解き、住民の暮らしに起きている変化や地域が直面する課題、今後の現実的な方向性を考察します。
徳島県

勝浦郡上勝町|循環と特化が支えるゼロ・ウェイストの町

上勝町は、人口減少と高齢化が進むなか、葉っぱビジネスやゼロ・ウェイストの取り組みにより、限られた人手でも回る地域運営の仕組みを築いてきました。地域条件に合わせた設計と外部との関わりを通じて、小規模でも持続する自治体のあり方をレポートします。
徳島県

三好市|「辺境」を豊かさの価値へと変える独自の地域運営

徳島県三好市は、人口減少と高齢化が進む山間の自治体です。日本三大秘境の一つとして有名な祖谷地区や平家落人伝説に象徴される地形的条件と、観光や移住を通じた外部との接点の変化を背景に、集落の二極化と再編が進みつつある現状をレポートします。
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