福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄を含む九州は、一つの地形だけでは語りにくい地域です。火山の裾野に広がる集落、入り組んだ半島の集落、海を隔てた離島の集落、九州山地に抱かれた山村。それぞれの場所で、暮らしを支えてきた距離感や産業、交通の条件が異なり、人口減少や高齢化の現れ方にも差が生まれています。
九州の限界集落化は、山間部だけでなく、海辺や島しょ部にも現れます。福岡の都市圏とは対照的に、長崎や鹿児島の島々、熊本・大分・宮崎の山あい、佐賀の山沿い、沖縄の離島では、人口減少と生活基盤の維持が地域ごとに異なる形で課題となっています。多様な土地の成り立ちを踏まえながら、九州各地の集落の姿を見ていきます。
