群馬県

項目 数値・詳細 / 出典
地方区分 群馬県
過疎自治体数
13自治体(全35市町村中)
※一部過疎市町村を含む数値
統計値は(※1)を参照
財政力指数(県内平均)
0.57(2021~2023年平均)
統計値は(※2)をから算出
人口推移
ピーク:202.5万人(2000年)
→ 最新:190.8万人(2025年)
最新の統計値は(※3)を参照
高齢化率(県全体平均)
30.7%
統計値は(※3)から算出
消滅可能性自治体数
20自治体(全体の57.1%)
統計値は(※4)を参照

関東平野の北端に位置する群馬県では、平坦な南部と峻険な山岳地帯が広がる北部・西部で、人口動態の二極化が顕著です。南牧村などの中山間地域では全国屈指の高齢化が進み、若年層の流出や世帯分離も重なり、集落の維持が限界に近づきつつあります。かつての養蚕や農業に支えられた集落も、担い手の減少で存続が難しくなっています。

居住圏の存続を揺るがす要因の一つが、全国有数の「自動車王国」ともいえる車社会の定着と、その裏返しである移動手段の喪失です。高齢化により免許返納が進む集落では、移動手段を失った結果、医療や買い物といった生活圏から切り離されます。こうした状況は、住み続けること自体を困難にし、居住圏の存続を不安定にしています。

また、養蚕や農業の衰退は、耕作放棄地の拡大と鳥獣被害の深刻化を招く背景です。管理されない土地の増加は、排水機能の低下を通じて土砂災害リスクを高め、本来の防災機能を弱めます。とりわけ急峻な地形を抱える地域では影響が大きく、道路や水路の維持管理や災害対応の負担が増すことになり、地域維持コストを押し上げています。

こうした人口構造の変化と生活基盤の弱体化は、群馬県の各地で居住のあり方そのものの見直し、すなわち「居住機能の集約」を迫る状況を生んでいます。そのような過程にある地域の姿を記録し、変化の実態をアーカイブとして残していきます。

群馬県

多野郡神流町|人口減少と共存する「恐竜のまち」の現在地

群馬県神流町は、日本初の恐竜足跡発見地として「恐竜のまち」を掲げる一方、人口減少と高齢化が進む山間の自治体です。地域行事や移住施策などを通じて、人口拡大だけに依存しない「小規模でも持続可能な地域社会」を模索する現在の姿をレポートします。
群馬県

甘楽郡下仁田町|あえて人口減少を受け入れる「快疎」の町

火山地形が刻んだ深い谷に広がる群馬県下仁田町。黒曜石の交易路や宿場町として歴史を重ねてきたこの町は、人口減少の時代に「快疎」という新しい将来像を掲げて地域運営に取り組んでいます。山あいの小さな町が目指す縮小社会における地域の姿とは?
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吾妻郡嬬恋村|大規模農業の陰で静かに加速する地域維持の限界

群馬県嬬恋村の現状を記録します。人口減少と高齢化が深刻化する中、火山灰土壌と冷涼な気候を活かしたキャベツ栽培など独自の産業を形成してきました。広大な面積がもたらす限界集落化への課題や、持続可能な地域再編に向けた取り組みをレポートします。
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多野郡上野村|資本と自然が調和する「究極の山岳居住」とは

群馬県上野村の今を伝えます。険しい山奥にありながら、豊かな財源を背景に「理想の山暮らし」を追求する村の姿を追います。人口の2割に上る移住者の実情や、この土地ならではの特産品、そして資本と自然が共生する新しい村づくりの歩みをレポートします。
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甘楽郡南牧村|高齢化の極点が指し示す未来の「日本の縮図」

日本一の高齢化が進む群馬県南牧村。峻険なV字谷を埋める石垣は、耕作を支えた生存の基盤から、現代の生活では物理的な障壁となりました。地理的な制約を克服しようとする村の地域戦略は、人口減少社会の行方を問う「日本の縮図」として未来を映し出します。
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