| 項目 | 数値・詳細 / 出典 |
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| 地方区分 | 群馬県 |
| 過疎自治体数 |
18 自治体(全35市町村中)
総務省「過疎地域指定市町村一覧(令和6年4月1日公示)」
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| 財政力指数(県内平均) |
0.57
「全市町村の主要財政指標(令和6年度版)」
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| 人口推移 |
ピーク時:202.5万人(2000年)
→ 最新:187.4万人(2025年) 群馬県「群馬県移動人口調査(令和7年12月1日現在推計)」
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| 高齢化率(県全体平均) |
31.3%
群馬県「年齢別人口統計調査(令和6年10月1日現在)」
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| 消滅可能性自治体数 |
20 自治体(全体の57.1%)
人口戦略会議「令和6年地方自治体『持続可能性』分析報告書」
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関東平野の北端に位置する群馬県では、平坦な南部と峻険な山岳地帯が広がる北部・西部で人口動態の二極化が顕著です。全国屈指の高齢化が進む南牧村などの中山間地域では、若年層の流出と世帯分離が加速し、共同体としての維持限界を迎えています。かつての絹産業や農業で支えられた集落機能は、担い手の消失により物理的な限界に達しつつあります。
居住圏の存続を阻む最大要因は、全国有数の「自動車王国」ゆえの車社会化と、その裏返しである移動手段の喪失です。自家用車を前提とした生活設計は、免許返納が進む集落において、医療や買い物といった基本的生活圏からの遮断を意味します。この移動の制約は定住の持続性を根底から損ない、生活基盤の崩壊から地域社会の解体を招く要因となっています。
また、養蚕や農業の衰退は耕作放棄地の拡大と鳥獣被害の深刻化を招いています。これは土砂災害防止といった土地の多面的機能の喪失に直結し、急峻な地形を抱える県内各地で社会的な維持コストを増大させる要因となっています。生存圏を再編し「居住機能の集約」という課題に直面する各地の現状を、アーカイブとしてここに記録していきます。
