| 項目 | 数値・詳細 / 出典 |
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| 地方区分 | 新潟県 |
| 過疎自治体数 |
24 自治体(全30市町村中)
総務省「過疎地域指定市町村一覧(令和6年4月1日公示)」
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| 財政力指数(県内平均) |
0.48
「全市町村の主要財政指標(令和6年度版)」
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| 人口推移 |
ピーク時:248.8万人(1997年)
→ 最新:206.6万人(2026年) 新潟県「新潟県推計人口(令和8年1月1日現在)」
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| 高齢化率(県全体平均) |
34.6%
新潟県福祉保健部「新潟県の高齢者状況(令和7年10月1日現在)」
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| 消滅可能性自治体数 |
18 自治体(全体の60.0%)
人口戦略会議「令和6年地方自治体『持続可能性』分析報告書」
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棚田や離島を抱える新潟県内の集落は、急速な少子高齢化と世帯分離により、コミュニティの維持が困難になっています。豪雪地帯で有名な十日町市などの山間部では、従事者の高齢化で景観と農地を維持する共同体機能が物理的限界に達しつつあります。また、離島の佐渡島においては、若年層の本土流出に伴う居住圏の空洞化と、それに伴う住居の空き家化が顕著な課題です。
居住圏の存続を阻む最大要因は、豪雪地帯特有の「除雪負担」と「冬季の孤立リスク」です。高齢化と独居世帯の増加により、かつて共同体全体で担っていた屋根の雪下ろしや生活道路の確保が困難となりました。これにより、冬季の生活安全性を担保できず、冬を越せず離村を選択するケースが増加し、住居の廃屋化を加速させています。
また、信濃川・阿賀野川流域の中山間地域では、担い手不足により耕作放棄地が拡大しています。これは土地の持つ土砂災害防止や水源涵養といった多面的機能の喪失に直結し、下流を含む県全体の維持コストを増大させる要因です。離島や山間地が生存圏を縮小し、「居住エリアの集約」を迫られる各地の現状をレポートします。
